起業・中小企業経営
コロナ関連の助成金で思う事
持続化給付金の受付が5月から始まりました。細かい内容はネットではさまざまな解説が出ているので、そちらを参照していただいた方が良いと思います。いろいろな士業の方などが丁寧に説明されていて無料で公開、頭が下がります。さて、持続化給付金、すごくざっくり説明すると、前年度から50%売り上げが落ちた月があれば、その落ちた売上相当分を一定限度助成するというものです。
これに対し、ザルで不正が相次ぐのではないかと批判する声をちらほらネットでみました。意見としては、コロナと関係ない単なる売り上げ不振もまじるのではないか。売上の月次レベルの振替など簡単にできるのではないかということです。どうなのでしょうか?
対面型フリーランスはどうやってコロナを乗り切るか?
「対面型フリーランス苦境」という記事が4月5日の日本経済新聞に載っていました。要旨は対面が必要な仕事である通訳ガイド、インストラクターは今回のコロナ問題で大いに苦境に陥っているという話でした。インストラクターで特にヨガ、フィットネス系は多少You TubeやZOOMなどのWeb会議の仕組みなどで多少補うことは可能でしょうが、まだまだ、提供側も顧客側もまだまだ不慣れな部分は多いでしょう。例えばZOOMの場合使用者が昨年12月は世界で1000万人程度だったのがいきなり今回2億人になったということなのでほとんどの方が今回使い始めたビギナ―といえます。
起業の3つのタイプと新しい起業のかたち
コロナ騒ぎで中小企業の経営者やフリーランスの方でも大変な方いらっしゃると思います。その点日本の会社の会社員の方は場合によっては有給休暇などをとるように言われたりしているかもしれませんが、おそらく収入は保証されているのではないかと思われます。ただ、一方こんな状況でも多少電車もすき気味といった程度で満員電車で定刻には会社に向かわねばならず、自宅や事務所で引きこもれるフリーランスはいいなと思うかもしれません。このコロナ騒ぎでも独立して起業することの利点と欠点ははっきりしますよね。さて、ただし、「起業」といってもひとくくりではなくそこには私は以下の3つのタイプがあると思います。
たまにはBS(貸借対照表)見てみましょう
最近たまに地方自治体などから経営診断を頼まれることがあります。多いパターンは指定管理者の入札の際の経営診断です。当然個別の事例についてはお話しできないですが、診断相手の企業もPL(損益計算書)は気にしていると思われ、極端に多額の赤字で、かつ何年も続いているといった企業はありません。そもそもの応募要件から赤字企業(一時的を除く)は外されているのかもしれません。
しかし、一方BS(貸借対照表)について無頓着な会社が多いような気がします。せいぜい気にするポイントとしては債務超過(資産から負債を引くとマイナス)くらいでしょうか。一般の中小企業の方も経営成績を示す損益計算書は気にしても貸借対照表は気にしない、税理士や経理担当に任せてほとんど見ない経営者の方も多いのではないでしょうか?