ポストコロナに大切と思われる気づく力とは何か?

1. なんだか足が向かない店

  コロナによるStay Home,自粛で最も苦しんだ業態の一つといえば飲食業は入るでしょう。こういった飲食店には少し落ち着いたら是非応援してまた行きたいという店がある一方特に愛着にない店も多々あります。飲食店であれば美味しいとうことはあると思います。でも必ずしもそれだけではないです。

 私の事務所の近くに美味しい中華料理店があります。綺麗なお店で値段もさほど高いわけではないです。しかも、味はいい
のになんだか楽しくなくあまり足が向きません。どこがとははっきり言えないのですがなんとなく感じが悪いです。こんなことってないでしょうか?

 それは多分店長(店主)に気づきが作り出す雰囲気なのではないかと思ったわけです。こんなことをなんとなく考えていたときにちょうど著者の松下雅憲さんからタイムリーに新刊「繁盛店店長の気づく力」をいただいたので読ませていただきました

https://www.amazon.co.jp/%E7%B9%81%E7%9B%9B%E5%BA%97%E5%BA%97%E9%95%B7%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%8F%E5%8A%9B%E3%80%8D-DOBOOKS-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E9%9B%85%E6%86%B2/dp/4495538519

 主として飲食業の店長をターゲットとした本で、別に私のような士業などは関係なさそうな本です。しかし、よく考えてみると(単に自分が甘いだけかもしれませんが)士業というのは自分の専門的能力に胡坐をかいて気づかいが低くなりがちです。その点特に飲食などというのは一回の食事が真剣勝負でそこでXがついたら終わってしまうこともよくあります。他の選択をするのは簡単でいわゆるスイッチングコストが低く、優劣が付きやすく士業などよりある意味厳しい世界なわけです。

 そこで、ネタばれしない程度にいくつか自分がヒントになったなぁ深く感じた部分ご紹介したいと思います

2.気づきのコツ

 ひとつは「徹底することで気づく」ということです。

 ここでまず取り上げられているのは博多の「てんぷらのひらお」です。この店はてんぷらのフライヤ―の排気フードがいつもピカピカです。本来天ぷら屋ですから油の煙で汚れて当たり前、しかし、いつもスタッフがピカピカに磨いています。もう一つ挙げられているのが、日本橋高島屋の入り口のドアの床の真鍮でこれもいつもピカピカです。

 ポイントは徹底して綺麗にするから、少しでも汚れるとわかるわけです。ここぞというポイントはとにかく徹底的にやるということが大切なわけです。さて、自分のことを振り返って、気づき力が高まるほどこだわって徹底的にやっている部分あるか・・・ちょっと自分も考えたいと思います

 もう一つは「ごまかさないことで気づく」ということです

 マクドナルドでかつてトイレに芳香剤を置かない主義の部長さんがいらっしゃいました。ポイントは、徹底的に掃除していれば匂いはしないはず、つまりごまかさないで丁寧に仕事をやりなさいという事だと思いました。

 自分でなんとなくごまかしてお茶を濁している部分はないか・・・これも反省です。

3.五感の大切さ

 飲食業は特にそうだと思いますが、すべて客商売である限り五感は大切にしたいと感じました。

 この中でまず印象的だったのはカリスマ美容師の話でした

 自分の経験でも髪を切るとよくスタイリストから「いかがですか」と聞かれます。私などはよっぽどひどくない限り「ありがとうございました」と反射的にに言ってしまいます。しかし、このカリスマ美容師、カット終了後あえてその場を離れてこっそり遠くからお客様のしぐさを見ます。例えばその時お客様が前髪をいじっていたら「前髪何か気になる点ありますか」と具体的に声をかけるのです

 こういった少し違った角度でお客様をきちんと見て感じ取る努力をしているか、なかなか参考になります

 もう一つは「神様視点」の話です。キッチン裏口のドアの清掃に気を付ける中華料理店、入口の玄関マットに心を配る眼鏡店
のことが取り上げられています。このあたり自分たちが見慣れている「汚れている点」です。しかし特に初めてのお客はすごく気に係ることがあります。

 あて、振り返ると作成しお客様に提出するレポートののすみずみまで、ちゃんと気を配っているか?といわれるとドキッとしてしまいました。

 ポストコロナで戻ってきてもらう店になれるかという点で今はある意味飲食店はチャンスと考えられるかもしれません。気づく力を身につけるという意味で結構士業などその他のサービス業もこういった対人サービスのプロの書いた本は新たな視点を与えてくれると思われました。

松下さんありがとうございました。