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パナソニック1兆円投資 -日本企業のM&Aはなぜうまくいかない?

2015.03.27

パナソニック、18年度までに1兆円投資 15年度営業益4300億円目標

2015/3/26 18:12
 パナソニック(6752)は26日夕、都内で2015年度の事業方針説明会を開いた。
15年度の目標として、売上高は14年度見通し比3%増の8兆円、営業利益は
同23%増の4300億円を掲げた。売上高営業利益率は5.4%(14年度は4.5%)
を目指す。津賀一宏社長は説明会で「中期の事業構造改革は完遂した」と説明。
採算性の向上を課題に挙げ、15年度は「営業利益率5%以上にこだわってやり
きる」と述べた。同時に売上高10兆円の目標を掲げる18年度に向け、累計1兆円
の戦略投資を進める計画も明らかにした。15年度は約2000億円を投じる予定。
津賀社長は「数百億円規模を基本」とした合併・買収(M&A)を含む成長投資
に充てる考えを示した。買収案件に関し「具体的なものはない」としたものの、
車載機器分野は「買収意義が存在する領域」との見方を示した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

パナソニックがM&Aを中心とした

投資枠を設定して大胆に投資していくようです。

パナソニックは三洋電気の件ではM&Aに失敗したと

いう見方が強く日本経済新聞の本紙の論調では

懸念も多少匂わしていました。おおむね日本企業は

M&Aでは(日本電産など一部の例外を除き)強く

ないイメージがあります。よくデューデリジェンス

(買収監査)が足りないなどと言われるのですが

どうなのでしょうか?

 私がGEキャピタル在籍の際にM&Aチームに加わ

っていました。弁護士事務所は法務、会計事務所は

財産評価に集中し、M&Aチームは買収後事業計画

(プロフォーマ)に集中します。ここで、被買収

企業の主要幹部の能力を精査して、どのような

経営チームでどのように事業を運営していくか

徹底的に議論します。そして、M&Aチームから

何人かは被買収会社の経営陣に必ず加わります。

したがって、いい加減なバラ色の事業計画を

立てれば自分がその会社の経営陣になった際に

責任を取らされます。(首です・・・)

 このようにGEのM&Aでは重視されるのは

Post Acquisition Plan(買収後プラン)です。

間違っても管理分門の買収部隊が適当な

数字を作って後は現場に丸投げのようなことは

ないわけです。つまり買収後どうするか?という

ことをどのくらい事前に考えているかがM&A

の成功のカギだと思うわけです。

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