社外役員の兼務制限は必要か?

shagai

 

社外役員の兼務を制限する上場企業が増えてきているようです。日本経済新聞によれば第一三共では他社での役員就任を原則禁じたようです。ちょうど昨日の昼に社外役員などを勤められている弁護士の方とランチをしながら内部統制と社外役員の役割などを話していたのでなんとなくこのニュースが目を引きました。

特に巨大企業ともなれば取締役会の資料もおそらく多岐にわたり理解するのも大変だと思います。かつ社外の役員の場合、その業界に詳しい方とは限らないのでより大変かと思います。たとえば4社と言ってもそれが月のうち毎週分散されていればいいですが、おおむね役員会は第2週あたりに開かれることが多いと思われます。そういった意味である週に集中し、かつ何社も兼務していると支障が出る可能性もあるでしょう。そういった意味で第一三共はやや極端すぎて首をかしげますが4社が限度などの企業は真摯な感じはします。

いろいろな方と社外役員のことを話すと困った社外役員のタイプというと「ダメだし」系です。真面目なのですがとにかく何かしら問題点を見つけてはやたら反対する方は嫌がられるようです。例え反対しても代替案または方向性など出してくれる方は逆にありがたいようです。ただ、当たり障りのない意見を言って賛成してくれる人がいいという会社が非常に多いのも事実なようです。

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