法人税の電子申告義務化に思う
財務省と国税庁が法人税と消費税の税務申告をする際、インターネットを使った電子申告を義務化する方針を決めたようです。役所の事務負担軽減が目的で、腹立たしい話ではありますが方向性は間違っていないと思います。しかし、以下にあげるように少なくとも税務当局も自分の効率化だけでなくユーザーの効率化も合わせて考えてほしいと思われます。
まず国税(e-TAX)と地方税(eL-Tax)の2つの申告ポータルは不要で、まとめて一か所にしてください。所得税の場合は国税だけ出せば住民税は提出の必要がないですからできるはずだと思います。日経の記事で地方税は自治体が電子申告を受け付けないとありましたが、都内やその近郊以外の地方都市ではeL-Tax加入していない自治体があるのでしょうか?企業に強いる前に自治体に強いる方が先だと思うのですがいかがでしょうか?
悪名高きe-Taxの土日、深夜受付停止もこの際解決してください。問い合わせ窓口が夜や週末締まるのはやむを得ないですが受付システムが夜や週末止まるのは論外です。企業の方々はきちんと期日に間に合うように日夜休日作業を行っているのでそれにきちんと対応してください。
特に地方税関連ですが、各自治体バラバラの様式でかつ紙で送ってくるのは止めて電子的に統一の様式で送ってください。別にそんなところで地方の独自性を出されても困ります。
自身の合理性のために企業に協力を求めるのは結構ですが役所側で合理化する姿勢がなければ企業側も協力する気がおきないのではないでしょうか?
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