ベンチャーCFOがいないとお悩みの経営者の方へ
ベンチャー支援をしている同業の仲間や公認会計士などからCFOいませんかという問い合わせがよく入ります。転職エージェントからは私にやらないかという話さえ来ます。なぜこんなに足りないのでしょうか?
大きな理由は上場をさせた経験者を求める方が多いからです。しかし、上場をさせたら辞めて他の会社に行くといった上場請負人的な方がいないわけではないですが、通常はそのまま残ってCFOとして活躍していますから経験者の数はいないというのは当たり前だと思います。
もう一つの理由としてはベンチャーCFOは一人で割と総合的な能力が求められるからだと思います。私が思うには1)経営者の頭の中にある事業をきちんと事業計画の形で紙に落としていき実行に移す経営企画的な側面 2)事業計画と並行して資本政策を考え資金調達を行っていく証券会社引受的な側面 3)きちんとした財務報告体制を構築する公認会計士的側面 の3つが必要です。大企業だとそれぞれ長けた人を育成するか雇えばよいのですがベンチャーではそうはいかず一人にすべてを求めがちです。したがって足りないことになります。
私の私見ですがCFOとしては1)~3)までのいずれか満たした方でよく、足りない部分はコンサル会社などで対応してよいのではないでしょうか?実は見落としがちですが上記のテクニカルな面より大切なことがあります。ベンチャーですから様々な大波に翻弄されることになります。その中で辛抱強く冷静に会社を支えていく度量と人間性が必要です。経営危機になって真っ先にCFOが辞めてしまったいう話をしばしば聞きます。実はピンチの際にCFOは能力が一番必要なのであって順調にいっていれば極端な話誰でもできます。テクニカルな面よりも本人の評判やじっくり話しながら人間性をみて行く方が重要だと思います。(別に宣伝ではないですが)テクニカルな面はベンチャー支援のコンサル会社で何とかなりますから。
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