すしざんまい -場外施設から撤退に思う。
すしざんまいが豊洲の場外施設千客万来から撤退しました。東京都民としては豊洲の場外施設は行ってみたい場所で残念ですが企業の判断としては妥当だっと思います。今回投資額は約180億と発表されていますが、企業は設備投資をする際、計画を立てます。ざっくりわかっている範囲で想像すると 客単価 x200万(年間予想集客数として発表)x粗利益率 -人件費 -借地料 -その他経費 -借入返済 が自己資金投資部分を回収してきちんと残余部分があれば投資をするわけです。
今回実は一番インパクトが大きかったと思われるのは、場外施設利用客の車での来場が、市場関係者の搬入の妨げになるということで制限される恐れが出てきたところでしょう。車で来れないと上記の集客数の予測が大きくぶれる可能性があり、客単価および集客数両方に影響を与える大江戸温泉の継続が止めを刺したという感じです。これだけ収入部分が予測できないと固定費部分を下げたいところですが都は借地料の減額については応じなかったということです。
入札の条件を後で変えることはできないため借地料の値下げに応じないという都の判断は一理あるとは思われます。ただ、この場外施設へのロジスティックスの面が解決しないと不確実性が大きすぎて少なくとも民間企業にとって投資はできない気がするのですがどうなのでしょうか?このあたり都として調整してほしいところです。