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同一労働同一賃金についての議論について

2016.04.25

非正規

今同一労働同一賃金ということが強調されていてこれは特に非正規雇用の人々の待遇を改善するということが主眼としてあると理解しています。よく取りあげられる数字としては非正規雇用の平均賃金は正規雇用の6割程度というものです。そして、上記のグラフのように正規雇用は年齢にしたがって賃金が上がっていくのに対し非正規はほぼフラットでほとんど上がっていきません。

生活者としての視点では確かに子供が大きくなると教育費用などもかさみ、いくらお金があっても足りません。老後への蓄えなどもなども考えると年齢とともに賃金も上がってもらわなくては困ります。しかし、一方典型的な例として町工場の工員さんなどを見てみると年功である程度は収入は上がりますがある程度で頭打ちです。熟練した技を持たれていますが、社長としてもその製造したモノの利益を超えて分配できないからです。

日本の大企業が特に中高年社員に相対的に高い給料を配分できるのはもうけすぎというよりもみんなに広く分配していることにあります。よく語られることでは若い社員の給与を安くしてその分を中高年になって報いるという体系です。私は社長を含めた経営陣の給与も相対的に安く設定され分配されていると思います。欧米系の会社では幹部社員とそれ以外の社員は分かれていて幹部社員はどんどん昇進のステップを上がって行けば給与が上がっていき、そうでない普通社員はあまり給与が上がりません。つまり非正規は一般的にこの普通社員の仕事をしている例が大多数ですので同一労働同一賃金は達成されています。ただ、違うのはわりとインデペンデントコントラクターというIT、会計、法律などのフリーランスのプロフェッショナル層がいてこの人たちは分野の専門家なのでむしろ幹部社員よりも時給換算で高い報酬を得ていることがある程度でしょうか。

企業の立場としては同一賃金同一労働を達成するためには業務の中身をシビアに検討するでしょう。そして幹部社員と一般社員を選別しておくと思われます。一般社員は決めれれたタスク、時間で働いて滅私奉公は要求されずワークライフバランスは達成できますが賃金はあまり上がらないままです。一方幹部社員は滅私奉公を求められ非常に成果の要求は厳しい代わり報酬は高いです。実はこれが欧米型です。実はマスコミなどの欧米社員の像は一般社員のワークライフバランス+幹部社員の報酬ですがこんないいとこどりはありません。このように業務の中身をシビアにみて行けば非正規との差異はなくなっていきます。これが皆さんが求めている社会と近いのかはそれぞれの判断だと思います。

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