鉄道会社のベンチャー支援

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東急電鉄が「アクセラレートプログラム」というベンチャー支援プログラムを作り、賞金のほか、グループの施設や情報提供などで支援を行うようです。東急の本拠地である渋谷区に設立されたITベンチャーは2000年以降で600社近くを数えるようで、東急の開発するビルなどにもベンチャーを誘致するようです。メリットとしては以下が考えられるでしょう。1つとしては渋谷や東急の沿線にベンチャーが誕生すれば当然働き盛りの住民も沿線に増える事があります。2つめとしては有望なベンチャーを早くから発掘してその技術を自分の技術に生かせることでしょう。なかなかの深慮遠謀と言えるのではないでしょうか。

それに比べると国や地方公共団体の施策は旧来型の創業相談、融資、補助金などに留まるものが多い気がします。補助金なども、例えば「ものつくり革新的サービス補助金」などは受付から1か月くらいで締切、しかも結果が出るまでは数か月待たされて、その前に投資をした場合は補助金は認められないといった制度です。結局補助金がもらえるまで1年以上かかります。したがって、スピード感が命のITベンチャーなどからは程遠く、まず使い物にはなりません。国や地方公共団体の場合少しでも不正な使用などが出ると責任問題になるので慎重に対処しなければならないとは思うのですが、もう少しビジネスセンスを感じさせる補助金はないものなのでしょうか?

あと個人的には私が拠点を置いている練馬、豊島、板橋などの城北地域や西武、東武鉄道などもベンチャー企業を育てて沿線作りなどは考えて欲しいです。最近自分の自宅の近所も引退した老夫婦ばかりになってしまいました・・・・・・