ハイディ日高が最高益ーチョイ呑みが儲かる仕組みは何か?
ハイディ日高の2015年上半期の営業利益は前期比6%増の23億円で最高益を達成したようです。その要因としてチョイ呑みが客単価を上げているようです。確かに定食のみでしたら大体600円程度で終わってしまいますが、チョイ呑みだと自分はどの程度飲食するか考えてみました。生ビール1杯310円、枝豆170円、餃子210円、やっこ200円、〆のラーメン390円で合計1280円でした。ほぼ客単価が2倍になります。ただ、2倍以上の時間滞在すると時間当たりの客単価は通常の定食より低くなりますから逆に採算的には悪くなります。しかし、基本的にはおひとり様であり誰も話し相手もいなければさほど長くいないと思われるので、通常の定食に比べ50%増し程度の滞在時間の長さではないでしょうか。一方複数の顧客で飲食する場合は回転数は下がりますが、その分比較的利益率の高いとされるアルコールの消費量は増えると思われますのでその分でカバーできるという計算と推定されます。
サラリ―マン時代を思い出すと9時くらいまで残業して帰宅の際、部下や同僚とちょっと食事と言ってもファストフードしかなく、かといって居酒屋に行くと2時間くらいは簡単に経ってしまうのでこまった覚えはあります。そういう時、このようなチョイ呑みは非常にありがたいなぁと思いますね。したがって、ワタミなどの安い居酒屋はその分の需要を奪われているのでしょうね。