米500スタートアップス日本上陸

500

米国のVC(ベンチャーキャピタル)500スタートアップスが日本に進出するようです。特徴はベンチャーのアーリーステージ(場合によってはシードと呼ばれる商品、サービス開発中)、いわゆるまだ商品・サービスができたばかりというレベルから投資をするところで上限50万ドル程度まで投資をするようです。韓国、台湾、インドなどにはもうすでに進出していますので遅い進出といえるかもしれません。面白いのはアクセレータープログラムという、この会社のシェアオフィスのような環境でこの会社や様々な創業者からアドバイスを受けながら、他のベンチャーと切磋琢磨するプログラムが組み込まれていることです。横のつながりがあまりないというのもベンチャーの悩みでしたが、ネットワーキングなども積極的にやってくれそうなので販路の拡大などにもつながるのではないでしょうか。日本のベンチャーがどれだけこのようなサービスが受けられるかはわかりませんが、ユニークでこれからの展開が楽しみです。

日本も少しずつアーリーステージの段階で投資をするVCが誕生していますが、まだ大手のVCはミッドからレイトステージとよばれるある程度上場が視野に入ってきた段階で横並びで投資する傾向が強いといえるかもしれません。また、VCも金融関係者が多く、トップライン(売上)を伸ばすためのネットワーキングなどの支援はまだまだ不足している感があります。ベンチャー育成にはそのための生態系が大切でこのようなVCの進出が「どんどん起業して企業を成長させよう!」機運を盛り上げる一つの嚆矢になればいいなと願っております。