育児休業金 月80時間の上限はそもそも必要?
3月28日土曜日の日経の記事で 「育休中、広がる在宅勤務 月80時間までの休業給付で
休業給付金」という記事が載っていました。
- 2015/3/28 13:30
- 情報元
- 日本経済新聞 電子版
育児休業の社員が自宅などで短時間の勤務をする動きが広がってきた。
月80時間までなら就業日数にかかわらず育児休業給付金が受給できるようになったことがきっかけだ。
スムーズな職場復帰を促し、多様な働き方の一つとして関心を寄せる企業も増えており、女性の活躍
推進を後押しする策の一つとして注目されつつある・・・・
育児休業給付金は育児休業を取得する場合最長子供が1歳6か月になるまで雇用保険から
支給されるものでしたが育児休業給付金を受けながら働ける上限が月10日でした。これ
が月80時間になったのでより柔軟な働き方ができるようになったということです。この
制度の導入でたとえば一日4時間勤務で20日間働くなどという短時間勤務で徐々に会社
復帰する事ができるわけです。この方向性自体はよいと思うのですが、そもそも月80
時間上限ということに疑問を持ちます。自分が米国で勤務していた頃、同僚で出産した人
は何人かいましたが1か月でほぼ完全職場復帰する人は普通にいました。。自分が夫だった
ら多分最初は短時間勤務を勧めるとは思いますが、そのあたりは選択の自由です。米国で
当然出産による差別はありませんが、長期休暇を取れば昇進に少なくとも有利には働き
ません。日本でもキャリアを重視する女性はいると思いますが、出産後フルタイムで働く
と、保育費用がかかり下手をすると金銭的には短時間勤務のほうが有利になります。
特に認定保育所に入れなかったり、夜まで預けたら金銭的にも大変です。少子化の解消
のためにも本当にこの月80時間の上限は必要か考える必要があると思います。。