リー・クアンユー氏の死去で思う
久しぶりの更新です。23日リー・クアンユー氏が死去されました。「明るい独裁国家」などといわれるなど強権的な手法は批判を受けることはありましたが、国民の生活を豊かにしたということでは素晴らしいことだと思います。一人あたりのGDPも2013年現在約55000ドルと約38000ドルの日本に比べてずいぶん差をつけられてしまいました。税率も安いですし、私の友人やクライアントの社長さんでシンガポールに移住してしまった方も何人かいます。
外資系のアジア太平洋本部も私が外資系で働き始めた90年代はほとんど日本だったのですが、今はほとんどシンガポールか香港に移ってしまいました。2009年にP&Gがシンガポールにアジア本社を移してしまい、外資系企業でプレゼンスが大きいのは日本法人の規模が大きくてアジア太平洋本部とは別に日本法人があるコカコーラとIBMくらいかもしれません。特にシンガポールは外資系企業のアジア本社の誘致に熱心ですし、英語がほぼ問題なく通じる環境ということでも東京よりは望ましいのかもしれません。
ようやく東京都も重い腰を上げアジア本社特区を立ち上げ先日のニュースで30社ほど内諾を得たとでていました。外資系のアジア本社の立ち上げについては会計・税務などのサービス中心に貢献していければと思いっています。