経営書には書いていない会社を成長させる社長の意外な特徴

 

 

 仕事柄、さまざまな社長さん、小さな会社からある程度大きな会社までお会いすることがあります。ここでいう社長さんといってもサラリーマン社長やプロ経営者と呼ばれるような方ではなく創業者社長さんです。自分も含めて別に会社を大きくしなければならないわけではないですが、一代で上場企業レベルまで企業を育てた社長さんは正直すごいなぁと思うわけです。

 あくまでも自分の印象にすぎませんがこういった会社を成長させる社長さんは3つの特徴があると思っています。

 一つはきらりと光るものを必ず一つは持っていることです。営業力がすごいとか、すごい技術を持っている、人を引き付ける力がすごいなどそれはあります。

 二つ目は意外に朝令暮改、しかし変えない部分はしっかり持つという点です。どんどん新し事はやりたがりますが、失敗と思ったらすぐやめるといった感じです。ただし、これはやると決意したことでやり通すというのは持っています。

 多分この2つの点はわりと一般のビジネス書などでも書いてあることだと思います。しかし、私が意外に思う会社を成長させる社長の特徴の1つとして、「どこか抜けているとところがあってそれを隠そうともしない」というところがあると思います。要するにどこか「抜け作」なところがあるのです。

 

2.どこか抜けている社長はなぜうまくいく

 

 非常に古典的なエピソードですが、本田宗一郎さんの話があります。本田さんは技術者としては素晴らしい方ではありましたがお金の扱いは苦手、最初はバイクを掛で販売したのは良いですが、そもまま相手にドロンされたりして焦げ付くなどいわゆる与信管理なども全くできない状況でした。ここで藤沢武夫さんという名参謀が表れて世界のホンダを創り上げていったことはあまりにも有名でしょう。この例でもあるように本田さんは自分のできない部分はしっかり認識していてそれを隠そうともせず、藤沢さんに任せたわけです。

 これは、最近の例ですが、O氏という経営コンサルティング会社出身でかつ起業して大きな会社を創り上げた方がいます。以前はテレビなどでも舌鋒鋭くすごく頭がよくて近づきにくそうだなと思っていました。しかし、その方の会社での側近の方に聞くと、「あの人おおざっぱで抜け作だからね・・・」と語っていて驚きました。わりとご本人、苦手なことろに対してもあけっぴろげで割と部下にそこは任せてしまうようでした。

 私の例でもある社長さんの例ですがこの方、ある程度の計数感覚持っていらっしゃる方ですが、本人好きではないようで、「もう川井さんに面倒見てもらう」と言って会社がかなり大きくなって、優秀なCFOが入社するまではほぼ任せっきり状態の方もいらっしゃいました。

 

3.秀才タイプはなぜうまくいかない

 

 

 

 逆に秀才タイプで何でも自分はできると豪語される社長さんもいらっしゃいます。ただ、残念ながらこういった会社で成長するケースあまり見たことがありません。優秀な方なのでアラが見えてしまうのか、いろいろなところに口を出してしまいます。社員の方も社長より一回り小さいといった感じの方が多く集まってしまい、萎縮してなんとなく元気のない会社になってしまいます。口グセは自分が仕事を任せられるような人は来ないというグチです。社長さんは優秀な方なので、そこそこは行くのですが止まってしまいます。悪いケースだと社長についてけないと社員がいつかなくて会社がつぶれてしまったのも知人の会社でありました。

 要するになんだか少し抜けている方の方がその部分を埋めようといった不思議な力学のようなものが働いて、優秀な方が来るような気がします。ただし、当然少しでもチャンスはあれば甘いミツに群がるアリが寄ってきて、甘い汁だけ吸いたいタイプも来ます。このあたりだけはそういっ相手が誠実な人物かどうか見抜く目た抜け作でも抜けてはいけない部分だと思います。変なパートナーを選んでしまうというのも特に技術系のベンチャーなどでよくみられる残念な例です。

 ポイントはおそらく得意な分野で勝負して、自分が抜けていることは気にせず、優秀で誠実な人間をパートナーとして選ぶという能力が必要なのだと思います。言うのは簡単ですが社長はお山の大将になりたい人多いですから自分も含めて非常に難しいです。

 

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