地域おこしと生き方

 


 

 

 昨日はBMD(ビジネスモデルデザイナー®)コンサル仲間の多田さんの「奇跡の集落」の主版記念講演に誘われたので東京神保町の農事出版社に行ってきました。ざっと中身を申し上げると多田さんは京都大学卒業後経営コンサルティング会社に入社、その後中越地震ボランティアに参加した際にこの村に出会い、都内での職を辞めて新潟県十日町市の池谷集落に移住し地域おこしに身を投じた話です。当時池谷集落は65歳以上が62%、年少人口(0~14歳)がゼロの限界集落、かつ中越地震で大きな被害を受けほぼ廃村の瀬戸際でした。ここで多田さんをはじめとする様々な方々の活躍で現在は65歳以上39%、年少人口26%まで回復し、「奇跡の集落」と言われ地域おこしのモデルケースとなっています。マスコミ等にも取り上げられ本日(2月6日)関東ローカルですがスーパーJチャンネル(テレビ朝日)でも18時15分から放映されます。

 

 

 多田さんも心を打たれたようですが、私も心を打たれたのが「日本の過疎の成功モデルを示し日本や世界を元気にする」というこの活動の母体となっているNPO法人地域おこしのビジョンです。「頭でっかちではなく、自分で頭と体を動かしてまず自分のところから実践、そして実践からの学びをフレームワーク化して世の中に役立てよう」というわけです。全く方向性は違いますが、自分のミッションは「夢と実行力のある起業家を上場を目指せるレベルまで支援するフレームワークを作り元気ある日本の創生に役立てる」ですから共鳴するところは大きいです。私も、ついつい目先の仕事に追われてしまいがちですがミッションを忘れずに毎日を過ごそうと思いなおしました。

 

    3.池谷モデルのユニークなところ

 

 こういった地域おこし活動、やはり自治体の支援は非常に大切です。これに限らずいつも思うのですが役所の発想はまず補助金・助成金があってそれをどうやって消化するかです。したがって、受け取り側のニーズなどは二の次で、かつ悲しいことに甘いモノにたかるアリのように群がり単なる金儲けの材料にする人たちが少なからず存在するのでやたらと手続き、書類が煩雑になります。こういった意味で私は役所がらみの仕事が苦手で頼まれない限りはまず受けません。

 ただ、この池谷の方々は私のようにただ批判して避けているのではなく、(詳しくは「奇跡の集落」読んでいただきたいですが)役所が足りない部分は自分たちできっちりフォローしているところです。地方自治体では地域おこしというと大抵導入部分の広告宣伝や移住相談会と地域おこし協力隊など実際の移住のための制度や住居などのハコモノには力を注ぎますが、じっくりと時間をかけなければならない地域の人々と潜在的移住者との接点・関係づくりにはほとんど予算も労力も割きません。このあたりをじっくりとワークショップなども開催しつつ地域の人々で話し合って「よそもの」を受け入れる体制と心構えを構築してきたことが地味ではありますがユニークなところです。

 

    4.雑感

 

 

 私は基本的に人混みが嫌いでどちらかというというと田舎が好きです。会社を辞めて独立した理由にミッションもありますが、正直、ただ単に朝毎日電車に乗って会社に行って人生を終えるのが嫌だったという面もあります。ただ、仕事見つける自信ないですし、妻も「虫がいなくて人も多くなく自然豊かなキャンプ場とか行きたい」(虫も自然の一部だと思いますが・・・)というタイプなのであきらめています。そういった意味で都会での仕事を投げうって地方に移住した多田さんがうらやましく、勇気のあることだと思っています。奥様も移住前は怒って多田さんとの会話もメールでするくらいだったのにすぐに適応して幸せに暮らされているようでこういった家族の協力や理解も非常に大切だと思います。ありがちですが「こんな田舎に来なければよかった」などと永遠に愚痴を聞かされるのって非常につらいです。実は地域おこしは本人だけでなく家族みんなが「未来志向」でないとできないのだと感じた次第です。

 

 

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