参議院選挙結果で思うこと

abe

さすが、今日は選挙一色であまりそれ以外の話題が新聞などではない感じです。ざっくり自分の全体的感想としては民進党の凋落が止まらず、その分を各党で分け合ったということでしょうか。大きな新聞の見出しはどこも「改憲勢力」が3分の2を超えたということですが、私の興味は日本の長期的成長にどのような絵をかいてくれるかということでした

日本は企業であれば昔の日本航空のような大胆なリストラが必要な状況ではないかと思います。みな潜在的には給付の大幅な削減(年金、医療費)か増税のどちらかが必要なことはわかっているのに今回の消費税増税延期のように先延ばしをしています。企業でいれば大幅な赤字を抱え債務超過の状態なのに、「景気が良くなれば自然に業績も回復するので大丈夫です」にような態度です。確かに政府で景気対策などで影響を及ぼすことは可能ですがそれも目先の需要創出ではなく将来の潜在成長率を高めるようなことをしなければならないはずです。私は綿密なリストラプランを指し示して実行できる日本航空における稲盛さんのようなリーダーが欲しいのですが、各党の政策をみても基本的にバラマキ系のGive& Giveでその中身が違うだけです。民進党の場合、分配政策の側面が強い感がありますが、少なくなるパイをどうわけるかより、パイを大きくする方策を考えてほしいものです。

新聞紙上の大部分を選挙関連が占めていますが高揚感のない気分で見ています。あまり本質的な政策論争もなくかえって不安になった選挙でした。

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