中小企業のオッチャン的に今の日本の政治を考える
今朝の新聞を見ると一番大きな扱いは加計問題で安倍首相がいつ学校法人「加計学園」の獣医学部創設でいつその情報を安倍首相が知ったかについてのことについてです。その一方で社会保障費は17年度「5000億円の増加に抑えた」、介護保険料はまた値上げされて年収841万円の大企業のサラリーマンであれば月5668円も支出が増えるということで実は消費税2%値上げよりもインパクト多そうなのですが全然騒ぎにならないのは不思議です。この中でプライマリーバランス(基礎収支)赤字を20年までになくすという案は消えつつあります。このような状況であまりにも国の財政は桁が大きくイメージがわかないので中小企業のオッチャン的に考えてみました。
ざっくりいうと今年は売上収入5000万円ですが営業支出は7000万円かかっていて2000万円の赤字です。これだけでも真っ青ですが借金は10億円あって毎年1300万の元本返済と1000万円の利払いがあります。ふつうこのような2000万+1300万+1000万=4300万分の不足はやりくりできないのですが日銀という優しいメインバンクを中心として支えてくれています。この仕組みが破綻すると負担するのは国民という株主たちなのですがあまり気にしません。このようなつぶれないのが不思議なくらいの中小企業がポーンと1万円社長の友人の得体のしれない団体に寄付しました。寄付に関与して社員は「社長の天の声」があったと言っていますが社長は「そんなこと言っていない」と言った言わないの議論が続いています。なんでつぶれそうな会社の社長が1万円も寄付するんだと怒るのは全く分からないわけではありませんが、毎年2000万の赤字と10億円の借金の方が株主としては気にかかります。1万円の寄付の話で数か月も議論するならば借金をどうやって返すんだという話の方が大事なような気がします。傲慢に聞こえるかもしれませんがオッチャンの立場的にいうと「そんな細かいこと覚えていねえよ」と言いたくはなります。結構業績が悪くつぶれそうな会社に限ってどうでもいいことでもめて時間がかかっていたりしますが、これも典型的な例だと思われます。
国民的には知り合いによくわからない寄付をして、かつ開き直られてムカツキはすると思うのですが、一方で「いつまでもそんなこと議論するなよ」というところもありそのあたり自民党と民主党が単に刺し違えているだけのように思われてなりません。結局究極的には「言った言わない」の話ですから解明は絶対されないことはわかっています。だれか力のある超党派の議員さんが「もう止めよう」と言ってくれないですかね。
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