「時給1万円~の先生が、時給1,000円の作業で疲弊していませんか?」— 確定申告の落とし穴

目次
1.確定申告おわりました
個人事業主や税理士の先生方、確定申告面倒で大変だった方もいらっしゃると思います。私の場合、個人の確定申告は原則お受けしてなく、知人やご紹介の場合のみ行っています。そのため、さほど大変ではないのですが、それでも12月決算の申告と重なることもありそれなりに忙しくはなります。
ただ確定申告、やはり自分の手間と報酬が全くあわず、スタッフに丸投げといった仕事のスタイルが嫌いなこと、また逆に低料金でもやりますという税理士の先生が多いのでそちらの方がお客様にとって良いのではないかと思っています。
ただ、売上数百万のレベルの個人事業主だと年間10万円レベルの確定申告報酬でも高く感じられるのではないでしょうか?そういった方が、SNSやブログなどで申告が大変で確定申告で四苦八苦されている様子などを見聞きすると非常に時間がもったいないと感じます。やはり不得意なことに多く時間を割くというのは非常に大変だと思われます。
こういった個人事業主の方はどうしたらよいでしょうか?
2.青色申告会
どちらかというとアナログなタイプ、あまり事務作業も得意ではなくで会計システムなどを自分だけでいじるのは不安な方は青色申告会が向いていると思います。この団体は各地の税務署ごとにあり、個人事業主などが正しい記帳と申告を行えるよう支援する非営利団体です。実質的に税務署の指導のもと運営され、会員には帳簿のつけ方や確定申告の相談・指導を行っています。
青色申告会の記帳指導では、帳簿のつけ方や必要書類の整理方法などを指導員に丁寧に教えてもらえます。初心者でも安心して学べるよう、個別相談や講習会を通じてサポートが受けられ、正確な記帳ができるようになります。会費も年間2~3万程度と安いです。確定申告の際は申告会に出向き半日作業とはなりますが(予約しているがたいてい待ち時間が長い)、たいていその1回で終わります。
あくまでも地元の青色申告会を見ての印象ですが役所がらみの非営利団体といってもお役所的な融通の利かなさ、不親切さはなく、親身になって相談になってくれる方が多いので確定申告の不安感はほぼないと思われます。
ただ、確定申告をシステマティックに効率的に自力で、てきぱきやりたいITリテラシーが高めの方はクラウドソフトウェアの方が向いているかもしれません。
3.クラウド会計ソフトで簡単に会計処理と確定申告!
特にセミナー・研修講師やコンサルタントのように個人で仕事をしていて時間単価が高い方にとって、経理作業はできれば簡単に済ませたいものです。加えて最低限のITリテラシーはある方が多いと思われますのでクラウド会計ソフトが向いていると思われます。
クラウド会計ソフトを使えば、慣れればかなり簡単に会計処理や確定申告ができます。クラウド会計ソフトとは、 インターネット上で使える会計ソフトのことです。従来の会計ソフトはパソコンにインストールする必要がありましたが、クラウド会計ソフトは ネットにつながっていれば、どこでも使えます。
つまり、
- パソコンだけでなく、スマホやタブレットからもアクセスOK!
- データは自動で保存されるので、バックアップ不要!
- 最新の税制に自動対応するので、面倒なアップデート不要!
クラウド会計ソフトで何ができるの?ということですが、クラウド会計ソフトを使うと、 面倒な経理作業がかなり自動化できます。例えば銀行やクレジットカードと連携でき、銀行口座やクレジットカードを登録すると、入出金データが自動で取り込まれます。
例えば、クライアントからの振込 → 自動で「売上」として記録、クレジットカードで経費を支払い → 自動で「経費」として記録、これだけで、帳簿付けの手間がかなりなくなります。
カフェでの打ち合わせや交通費など、現金で支払った場合は領収書をスマホで撮影するだけ、後はAIが内容を読み取って、自動で記帳してくれます。
ただ、完全自動で大丈夫かというとそうではないです。イメージとしては自動運転のレベル3、ある程度誤りとかもあるのである程度チェックは必要です。でも、手でひとつずつ入力などということはないのでかなり時間は節約できます。
確定申告もクラウド会計ソフトを使って日々の取引を記録していれば、確定申告の時期になっても 基礎資料さえ集めておけば、画面の指示に従ってボタンを押すだけで申告書が完成します。あとは、電子申告(e-Tax)で提出すれば終わりです。
クライド会計ソフトを使って自分で確定申告まで行うデメリットをあげるとすると会計処理や税務処理が正しくできているかの確認は自分でやらないといけないことです。
このあたりのワンポイント相談みたいなことをやってあげられたらなぁと研修講師やコンサルをやっている身からは思ってはおります。ただ、時間もないので若手税理士などと協力して・・・などですかね。