フリーランスの時代は来るか?

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日本経済新聞で「働く力再興」という連載を行っています。その中でエアコン修理のKAISEIエンジニアリングが倒産の危機に際して、10人の程のエンジニアを個人事業主として独立させた記事が載っていました。この会社は年商が6倍になり従業員も年収が2倍近く稼ぐつわものもでたようです。

自分の会社員時代と独立してから比較をしてみると別に会社員時代も必要と思えば休日出勤もしていましたが、なんとなく気が重かったのと妙に疲れたことを思い出します。独立してからも土日や祝祭日働くことはむしろ多くなった感は強いですが別に平日に働くのとさほど感覚は変わりませんし、別に土日や祝祭日だから疲れるということはありません。おそらく会社員時代に休日出勤するときは上司からかなり無理な期限で資料の作成を依頼されたり、酷い例としては社内の連絡が悪くたなざらしになっていた事項を急遽片づけなければならないこともあり、こういった精神的な納得感がえれないことが原因ではないかと思います。

現在は独立しているので顧客から休日や深夜までかかるような仕事を依頼された場合嫌なら断ることは可能です。中にはいわゆる「業者扱い」で低料金で過重な要求をする方というも存在しますが基本的にはお断りします。やはりこのような仕事を受注するとストレスで他の仕事の品質にも支障が出ることがわかったからです。一方で自分で責任を持って引き受けた仕事は期限までに終わらせなければいけませんから土日だろうと深夜早朝だろうと必要なら仕事して終わらせなければなりません。納得して引き受けているので極端な話、長時間労働でも苦になりません。ただし、一方で平日でも休もうと思えばいつでも休めるので(仕事が詰まっていればそう簡単ではないとはいえ)精神的には楽です。

ただ、私も一概にフリーランスを勧めるものではありません。一つにはフリーランスになるだけの専門性が必要だと思われます。独立したKAISEIエンジニアリングの社員も「技術者」とあるので何らかの専門性があるものと思われます。しかし、単なる専門性だけでは難しい時代が来ているのかもしれません。以前クラウドワークスというクラウドで仕事を受注するサイトにおいて月収20万以上を達成した方がたった111人(全ユーザーの0.014%)という衝撃のデータが公開されて話題になりました。また、私の業務の一つである税務士業務などもダンピングが激しく月1万以下の顧問料などもネットに氾濫してます。

一つは差別化でなんらか専門性に磨きをかけて勝負していくことが重要かと思います。たとえば単にWebデザイナーというだけでは世の中にたくさんいますのでどのような点が他の人と違うのかアピールしていく必要があります。しかし、安定的、継続的にビジネスを行っていくにはある程度ビジネスモデルの構築が必要でしょう。実はフリーランスと言っても一人で誰にも頼らずやっている人はまれで、様々な人間関係・法人関係を駆使してビジネスモデルを組み立てて仕事の規模を大きくしている人は成功しています。組み立て方によっては単なる差別化ではなく競合ゼロを目指せます。

当然優秀な人々が大企業でバリバリと働いて能力を発揮されるのは素晴らしいことですが、一方優秀なのにくすぶっている方々が少なからず存在している気がします。そのような方々がどんどん能力を発揮できるような世の中になっていくためにはフリーランスというのも重要な選択肢であると思います。ただし、フリーランスになるにしても専門性を磨いてきちんとしたビジネスモデルを構築して競合ゼロを目指してほしいものです。

競合ゼロを目指すビジネスモデル発想法講座

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