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経営

株主総会で取締役選任決議が全員否決?

2016.06.30

purak

 

非常に地味な記事ですがJASDAQに公開している㈱プラコーという会社の株主総会で取締役全員が否決されるということが起こりました。この場合会社法346条1項と351条1項の取締役および代表取締役に欠員ができた場合の規定によりとりあえず現行の役員がしばらく継続になるようです。

もともとこの原因は16%の筆頭株主である投資会社フクジュコーポレーションが取締役5名と、監査役1名の選任に関する株主提案を行ったことによります。いわゆる委任状争奪戦(プロキシィファイト)がおきました。㈱プラコーはプラスティック関連の成形機を製作している売上30億程度の目立たない企業なのですが、2008年に売上の前倒し計上という不正会計問題を起こしています。そのころほぼ債務超過近かった業績もここ数年黒字を確保していてまずまず堅調な業績でした。今期においても経常利益は前期の75百万から125百万と増加しており、ROEも20%を超えており特に取締役の大部分を交代させなければならない特別な事由は財務上なさそうに見えます。このフクジュコーポレーションの代表の井手和成さんという方はセイクレストや宮入バルブなどでも登場する投資家のようです。確かに議決権行使助言会社のISSも述べていますが、株主提案を読む限り特に具体的な経営戦略が書いてあるわけでもなく経営支配権の異動が必要な理由も読み取れません。株主の権利は尊重されるべきだとは思いますが、大株主だと言っても合理的な理由もなく経営に介入してくるのは結局企業の価値を毀損するだけではないかと思われます。

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