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経営

できない理由を語るのに巧みな人は長にしてはならない

2017.06.02

kochi

いつも思うのですがうまくいかない企業やうまくいかない組織の長をみると共通項の1つがあります。特に大企業に多いパターンなのですが最初お話をすると現状の分析などは巧みで優秀な方であることがわかり感心します。現状をそのままきちんと動かしていく能力は十分あります。しかし、現代1年前と全く同じことをやっていたら後退しているのと一緒というくらい動きの速い世界となり、現状維持的な企業や組織はうまくいかなくなってくる傾向はあります。そうなったときこの手の「優秀な方」というのはきわめて論理的に「できない理由」を探してきます。特に自分ではコントロールができない要素を見つけてきます。大企業のトップのパターンとしては「円高」など外部環境が挙げられますし、組織のトップでしたら「他部署に権限がある部分」が阻害しているといった感じです。

日本経済新聞の「砂上の安心網 -それぞれの責任」は非常に興味深い連載で医療に携わる方たちが如何に無責任だったり、自己の業界利益しか考えていない人たちかということがよくわかります。今日の高齢化が進む高知市の市長のご発言を見ると典型的「優秀な方」ということがよくわかります。まとめると医療費がかかるのは「山間部が多い」「住民に飲酒や喫煙の習慣が高い」「医療機関の設置は都道府県に権限があるので市ではできない」だそうです。非常に理路整然とした理由ではありますが典型的「できない理由を語るに巧みな人」です。できない理由よりも何かできることを探す方がはるかに大切です。例えば長野県などは山国ですが例えば佐久市とその近隣の郡部は協力し合って巧みに医療機関サービスを配分して低い医療費と高齢化を両立しています。たいてい成功したベンチャーの経営者は恵まれた立場で順調にやってきたというよりも不利な状況をかえって逆手にとって成長してきたようなケースが多いです。

こういった「優秀な方」が生まれてしまう原因は「減点法」の組織だと思います。失敗しないことが大切なわけですから具体的な成果を上げることよりも巧みにできない理由を挙げて新しいことをやらない方が減点の機会は減ります。例外はありますが、一般的に役所などは典型的こういった組織でありこの高知市長の方などは典型的なお役所で出世して市長にまで上り詰めて方だという感は強いです。うまくいかない組織のトップの共通項としてわかりやすい例と思われましたので取り上げてみました。

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