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経営

出光創業家の合併阻止について 

2016.08.04

idemitsu

出光の創業家が昭和シェルの株式を購入し、合併阻止へ手を打ってきました。私は法律の専門家ではないですが、立法趣旨的に出光創業家が出光の特別利害関係者に当たるというのは違和感を感じます。もう一つ違和感を感じるのは創業者の「異なった経歴の中で成立し働いている人々を出光大家族の中に加え、同様に面倒をみて行く事に私は非常に危惧をいだいています」という反対理由です。企業の経営で絶対に守っていかなければならないのは企業理念であり、それに反することは避けなければいけないと思っています。一方「異なった経歴」というのはそれ自体は問題ではなく、要は出光の理念に反しているかで判断されるべきものだと思います。つまり出光の理念に反する人は去ってもらうが逆に「異なった経歴」でも理念に賛同し実践する人は受け入れるという懐の深さはあっても良いのではないでしょうか?このあたり中小企業であってもあまり純血主義にはこだわらない柔軟性があっても良いと思うわけです。

一方、経営者側も昭和シェル側と「対等の精神」で臨み、一方的に出光のやり方を昭和シェル側に強いることはないとしていますが、「人間尊重」といった出光の理念だけは守るといった姿勢は重要ではないでしょうか?もともとこの合併は製油所の重なりもなく、輸送コストも下がるといった経済合理性が注目を浴びていましたがあまり出光の理念がこれによってどうなるかということについての経営者の強いメッセージは見聞きした覚えがありません(もしかすると記事になっていないだけかもしれませんが)。理念を守るというには旧来のやり方を墨守するということではありません。理念に沿っている限り時代の要請に従ってビジネスのやり方は変えて言ってよいはずです。そのあたり創業者もあまりにかたくなであるとどんどん世の中の支持は受けられなくなっていくと思われます。

今後、この出光の理念についてどのように取り組むかという経営者のメッセージが創業者側との対話においてカギとなると思えます

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