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今回の増税延期を企業経営に例えると

2016.06.02

JAL

どうやら消費税は延期になるようです。企業のバランスシートでたとえると約1100兆円の負債を持っていて資産は600兆円なので約500兆円の債務超過です。売上に当たる税収は60兆円弱ですから企業であれば絶対存続不可能なレベルです。かつ資産の600兆円も老朽化が進んでいるものもあるので本当の価値がどこまであるのかわかりません。企業でいえば減損したら本当はいくらなのでしょうか?

しいて言えば今の状況は倒産前の日本航空に近いかもしれません。倒産原因としては特にJASの吸収合併によって不採算路線を抱えてしまったのに政治力によって処理できず、一方従業員の意識は地上職、パイロット、客室乗務員、整備士と縦割りでバラバラ、危機意識を持っている方も少なからずいたでしょうが、やはり根底には何とかなるだろうという依存心があったようだと様々な書物に書かれています。

今の日本も日本航空でいう不採算路線のカットは本来は不要な歳出の削減に当たりますが、既得権益の壁に当たって進みません。国民も老人と中年と若者、サラリーマンと自営業、自営業も農業と漁業と建設業と・・・といった感じでバラバラかつ自分の利害を声高に主張するだけで一体感はありません。おそらく日本航空の会社更生法申請に当たる出来事に我々バブル世代はその人生の終わり近くに体験するのではないでしょうか?その際に稲盛さんのような方が出てきて大ナタを振るってくれればよいのですが・・・・処方箋としてはかなりの痛みを覚悟して大ナタを振るうことしかないと思います。その痛みは先延ばしにすればするほど大きくなるはずです。

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