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ファストリのグローバル人材育成

2015.11.02

柳井

ファストリが世界共通の人事システムを取り入れて世界に散らばる人財から幹部の登用するようです。どんどん真のグローバル企業に向けて舵を切るようです。よく外資系企業などに勤めると海外での仕事ができると思い込んでいる方を見かけますが実はそうとも限りません。普通の会社だと「本社採用」と「ローカル採用」は完全に峻別されていて「本社採用」は各国を確かに股にかけて仕事をしますが「ローカル採用」はその国を離れることはまずありません。

一方外資でも世界共通の人事システムを入れている会社は幹部候補は世界中から選抜されます。したがって幹部候補になれば本人の希望でいろいろな国で働けますし、本社などもさながら多国籍軍です。私がGE本社で働いていた際、上司はイギリス人、同僚はチェコ人、ハンガリー人、アメリカ人でスタッフはフランス人とアメリカ人でした。

世界共通の人事システムで難しいのは所詮扱うのは最終的には人間だということだと思います。したがって国ごとに評価基準が違うことは考えられます。よく人事評価で成果と価値観(バリュー)の2軸で評価する方法がグローバル企業などでは行われています。成果はある程度世界共通に、はかりやすいですが価値観は世界中にいきわたってないと、そもそも評価自体ができません。このあたりきちんと構築できていないと、「中国で優秀だった王さんが日本本社に赴任したところ全然経営チームとうまくいかず成果を上げることなく本国に戻る」などということが続出します。箱だけ作ってもその中身ができていないと動かないのです。結構グローバルな人材育成は素晴らしい考えですが運用は大変です。ただ、長い目で見れば確実に会社の成長につながると思われます。

日立は箱は作りましたがきちんと運用ができているのかほとんどニュースにならないので不明です。ただ、是非ファストリや日立での成功例が有名になってどんどん日本の大企業に広まってほしいものです。

 

 

 

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