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シニア起業

起業時のスキルの罠について

2019.04.03


 

    1.自分はたいしたことないと思うこと

 

 最近特に現在サラリーマンの方から起業相談を受けることが非常に多いです。副業ブームの影響なのでしょうか?人生100年で老後75歳くらいまでは働きたいという方も多くなったせいでしょうか。

 特にサラリーマンで起業したいと思っている方に多いのですが「自分なんて大したことなくて何も見るべきものがない」と思っている方、非常に多くいらっしゃいます。実際にのんべんだらり過ごしてきて本当に何も見るべきものがない方もいらっしゃるかもしれませんが、ある程度真面目に考えながら人生を過ごしてきた方には必ず光るものはあると思います。ただ、確かに自分より優れた人は簡単に周りを見回しても普通にいるケースは多いです。

 私の例で挙げてみましょう。私は会計事務所をやっていますが税理士は世の中に8万人います。多少自分は経営相談や起業相談は強みがあるとは思っていますが、絶対誰にも負けないとまでは思っていません。それぞれ専門家の世界に入っていると自分より優れていると思う方ゴロゴロしているものです。

 

    2.スキルの罠

 

 特に真面目な方、ついつい勉強してしまいます。私の場合、自分の年齢的(55歳)にサラリーマンの方からの相談でも大抵相手は40代の後半から50代の方がほとんどなので「とり会えず会社辞めてしまえば何とかなりますよ!」などとはその方の家庭のこともありますから申し上げません。ある程度準備は必要です。

 ただ、真面目な方はひたすら勉強してしまいます。パターンとしてはひたすら自分の分野を極めていこうと勉強する「とんがり志向タイプ」と分野を広げていこうとやたらと民間資格などを取りたがる「セミナージプシータイプ」に分かれます。これがスキルの罠です。両方とも程度問題として基盤となる分野を作ることは必要で、ある程度極めたり、広げたりするのは必要だとは思いますが、大抵極端にやりすぎだなぁと思う方多いです。

 日本企業の家電が廃れた一つの要因として、顧客に必要のないやたらとマニアックで高度な機能を付けたり、やたらと無駄な機能がたくさんついていたりすることがあります。家電と一緒で顧客にとってすごく深い知識や何でもやってくれること、意外にそんなに求められていないケースが世の中ではほとんどです。

 

    3.顧客が求めているものは何か?

 

 世の中の起業セミナーなどに行くとたまにぜった「誰にも負けないものを確立すること」などという講師の方がいますが、当然それが可能な方は目指していただくのは素晴らしいと思いますが、おそらく大多数の方は無理でしょう。ただ、世の中にでると意外にとんがった技術・スキルなど必要ありません。自分の例ですが自分は業種としてはITやWeb関連の仕事をしている会社や個人の方がお客様に多いのですが、お客様としてはこのような業界に詳しい方を求める傾向が強いです。(ここだけの話ですが)私はIT自体音痴ではないですが特に強いわけでもないですが、会計税務や経営相談を受ける際、別に高度なITの知識能力などお客様に要求されたこともないし、切実に必要だと思ったこともありません。

 要するに「実際にできる」ことよりも「できそうだなとみせること」の方がはるかに大切です。実際のお仕事でそこに特化した高度な仕事がある可能性は非常に低いです。当然最低限のスキルは必要ですが、とんがった誰にも負けないようなスキルや技術が必要なことは非常に少ないです。よく「あいつはたいした技術もないのにいいお客様つかんでバンバン儲けていて世の中おかしい」などと愚痴を言う方がいらっしゃいますが、正直起業家が行う大多数の分野では技術・スキル勝負ではありません。

 

    4.スキルの罠にかからないためには

 

 したがって、自分がたいしたことない思うことでも意外に顧客にとってはありがたいことは多く、それは高度なものである必要はないのです。ただ、一方顧客側はそれを判断する材料がないですから、顧客が自分にたどり着くような仕組みづくりや集客マーケティングの方がはるかに重要です。この「仕組みづくり」と「集客マーケティング」は車の両輪で本来これがないとどうにもなりません。「仕組みづくり」は私は「ビジネスモデルづくり」だと思っています。一般的には集客マーケティングは強調されますが、これだけやっていると、いわゆる食べていくレベルまでは到達できますが、自分の能力に頼っているのでワークライフバランスは最悪で長続きしません。結構このようなステージの方多いのは非常に残念です。

きっちりとしたビジネスモデルを創っていけば自分のビジネスは安定的・継続的になっていきます。ビジネスモデルを確立することこれも非常に大切です。ビジネスモデルについてはメルマガやセミナー等でご紹介してますのでご興味のある方は見てください。

 

 

 

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起業時の人脈のワナについて

2019.03.27


 

    1.私の独立の話

 

 私事ですが8年前の3月に会社を辞め独立しました。理由はいろいろありますが、せっかくの一度きりの人生なので独立してみたいという想いがあったのが一番でしょう。ほかにも毎朝起きて電車に乗るのが嫌だというのもあったかと思います。準備はやっていたのかというと、多少SNSで活動をやったり、知人に声をかけて案件を紹介してもらったりしていました。独立時にはクライアント候補もあり、何とかなるだろうと思っていたのですが・・・。

 そこで起こったのが3月11日の東日本大震災です。この影響でクライアント候補からはしばらくペンディングということで仕事が無くなってしまいました。あまり楽しくはなかったのですが悩んでも仕方ないので本を読んだり家事をしたりしてしばらく時間を過ごしていた気がします。わりと料理、掃除、洗濯などの家事は嫌いではないので、何か少しでも生産的なことをするというのは気がまぎれたかと思います。

 しばらく震災の影響ですべてが止まっていた気はするのですが、夏ぐらいから仕事が舞い込み始めて現在に至るという感じです。ただ、仕事がないときは、やはり勤めた会社関係の人脈ですぐ仕事ができる人や親から会計事務所を継いだ人などをうらやましく思っていたことを思い出します。でもこれは必ずしもそうでないことは後で知りました。

 

 

    2.2代目のワナ

 

 私はコンサル会社と会計事務所を経営していますが、会計事務所についてはわりと2代目経営者は多い業種だと思います。先代からのクライアントや職員をもってスタートだから左うちわでいいなぁと思っていたのですが、世の中そんなに甘くないことを後に知りました。

 ある地元では大手の会計事務所の3代目の方からご本人の苦労談をお聞きしたことがあります。お父様の引退で事務所を継いだのは良かったのですが、古手の職員は旧態依然の仕事の進め方に固執し、そのためかやたらと残業も多く人件費もかさむ職場、しかし一方古いクライアントは廃業等でどんどん減って行くのに誰も職員は気にしないという状況だったそうです。そのため彼は思い切って事務所のIT化に取り組み効率化を進めようとしましたが、古手の社員の反発もあり随分苦しい眠れない日々を過ごしたようです。1年ぐらい苦しみましたがIT化についていけない古手は辞め、事務所は逆に蘇り現在は地域では有数の事務所に復活しています。

 2代目は確かに顧客、地盤、ブランドなどの「資産」もたくさん引き継ぐのですが一方で過去のしがらみや非効率といった「負債」もたくさん引き継いでいて「気楽な2代目」というのは幻想にすぎないことはよくわかりました。

 

    3.人脈のワナ

 

 特にクリエイター系の方に多いのですが、独立後、元の勤め先から同じ仕事を業務委託の形で仕事をもらうパターンがあります。一方、監査法人を辞めた公認会計士などに多かったのですが、監査法人で受けられないコンサルティングや監査の仕事をやるパターンです。私などは、監査法人を辞めてから事業会社で勤務していた期間が長いのでそのような伝手はありませんでした。

 人脈が「過去」のつながりだけに頼っていると当たり前ですがどんどん細っていきます。かつ基本的に「下請け体質」が身についてしまい自分のブランドを確立しないまま仕事を受けることになります。特にこの形態は不況に弱いところがあります。不況になるとどこも外に業務委託する余裕がなくなり自分の社内の人間でカバーしようとします。真っ先にこのような業務委託系の方々が切られることになります。もともと、自社の雇用の調整弁として使っていますから。下請けの問題点は相手のブランドに頼って仕事をしてしまうことだと思います。

 

 

    4.人脈のワナを乗り切るには

 

 この人脈のワナを乗り切るためには2代目の話が意外に参考になるかもしれません。彼の場合、古い資産(古手の社員)などを処分し、IT化による新しいビジネスモデルを取り入れて事務所を一新しました。せっかくのもともとの人脈ですので大切にはしたほうが良いかと思いますが新たに起業家としての人脈は築いていった方が良いと思います。また、以前からの経験で培った前からの資産も捨てるべきは捨て、単なる下請け的な以前やっていた仕事の単なる延長ではない起業家としての新しいビジネスモデルを構築していくことが大切かと思われます。

 私の場合は「成功者」などと胸を張って言えるレベルではないですが、過去の人脈にあまり頼れないだけ結構面白くいろいろな分野に携わることができているような気がします。

 

 

 

 

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シニア起業にビジネスモデルは必要か?

2018.10.17


 

    1.熟年離婚よりシニア起業だが・・・

 

 いきかり変な話から始まりますが、熟年離婚という言葉は最近定着したような気がします。典型的なパターンとしては会社人間だった夫が定年になって家にいるようになったが家でゴロゴロしている上に3食の用意まで奥さんがやらねばならず、いわゆる「ぬれ落ち葉族」の夫により今までの自由な生活がなくなってくる、これがこれから何十年も続くと思うとうんざり・・・といった感じでしょうか?

 そこで夫としては第二の人生だといってシニア起業を目指すということがあってもよいと思います。例えば趣味のそば打ちを活かしてそば店をやろうということでそば店を開業・・・・などといったパターンでしょうか。これ自体別に否定はしませんが少し考えてみましょう。

 

    2.資金が必要なビジネスはシニア起業としてよいか?

 

 そば店を開業というと店の場所や大きさによりますがざっくり1500万円程度はかかると思います。内装や厨房設備お店の権利金などです。退職金をつぎ込んで借金がなかったとしても家賃や光熱費などだけで少なくとも30万程度は固定費がかかりますし、そばは原価が安めとはいえ20~30%の原価率、加えてパート従業員を雇えばその賃金もかかりますから決して楽なリスクのない商売ではありません。うまくいかずに店をたたんだとするとその店の原状回復費数百万円がかかってきて止めるのもただではありません。

 失敗してしまうと退職金も失くし、下手をすると借金だけ残ってそれを返すために働きに出なければいけないといった寂しい老後になる可能性もあります。若いうちでしたら失敗を糧に捲土重来ということもありますがシニア起業の場合、大きなお金を失うといった大きな失敗は避けたいものです

 

    3.シニア起業とビジネスモデル

 

 そば店をやりたいといった夢があったとしてもこれは本当のあなたの人生の目的だったのでしょうか?実は「そば店開業」というのはひとつの手段にすぎなかったかもしれません。そもそも本当の目的は「そばの良さ、素晴らしさをたくさんの人に知ってもらいたい」ということかもしれません。するとあなたの目的を達成する手段はそば店開業だけではないはずです。どんな手段が他にあるでしょうか?

 例えば全国のアマチュアそば打ち仲間がいたとすると、そば通がうなるような名人級のアマチュア仲間の自宅に日本通の外国人に紹介するといった民泊ならぬ民食が考えられます。食べ歩きで日本全国のそば屋を知っていたら、厳選した隠れた名店だけを集めたサイトを開設して紹介するというといったことも考えられます。ほかにもそば打ち名人の技をDVDにして販売するなど「そばの良さ、素晴らしさをたくさんの人に知ってもらう」とい目的を達するための手段は一つではないことがわかります。

 

    4.失敗しないシニア起業のためには

 

 まずは、あなたの達成したい目的をはっきりさせる、これが第一歩です。そしてそれを達成するためのビジネスモデルは何か考えていくのが次のステップです。すると、必ずしも大きな資金を投下して最初から勝負に出なくてもよいということがわかります。別にシニア起業は一切勝負するなということではなく、勝率をある程度高めてからここぞというときに勝負にかけるべきだと思うわけです。

 ただ、そう簡単にビジネスモデルなどは浮かばない、自分の目的とビジネスモデルをうまく合致させる方法がわからないという方いらっしゃるかと思います。ビジネスモデルについては小資本で行うものについては7種22分類の型に分類することができます。また、ビジネスモデルとあなたの目的を合致させるようなフレームワークも開発されています。こういた情報も含めた起業に役立つアイディアをメルマガで連載しています。無料ですので興味がある方、お気軽に登録くださいね。

 

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シニア起業と離婚

2018.06.06

 時々聞く話として熟年離婚の原因として夫の起業ということがあるようです。私のお客様でも大手企業を辞めてコンサルタントとして独立した方などが何人かいらっしゃるのですが、奥様が大反対で冷戦状態だとこぼしている方いらっしゃいました。他の例では大企業を辞めていきなり貯金をはたいて居酒屋をはじめ、この方の奥様は離婚を考え始めたようです。

 一つの見方としては今、シニア起業というと私(54歳)前後くらいから少し高いくらいの年齢層ですからこういった大企業の方の奥様は専業主婦が多いというのがあるかと思います。そういった奥様は若いころは大企業などで働かれていたのでいわゆる大企業に勤めていれば安泰というその時代の感覚が残ってます。この方々からすれば安定した大企業を辞めて独立などという夫はとんでもないということでしょう。

 2つ目としてシニア起業といってもパターンがあり、小資本でこじんまりとと、貯金をはたいて勝負に出るの2つがあり、離婚につながりやすいのは後者の方のようです。「起業」というと後者と考えがちですが、シニア起業は最初は小資本でこじんまりと始めることをお勧めします。起業して成算があれば勝負に出てもよいかとは思いますが、最初からいきなり「貯金をはたいて・・」というのは無謀です。若者ならば大失敗のやり直し聞きますがシニアは大失敗のやり直しは聞きません。

 最後になりますが、やはり大切なのは永年のパートナーである奥様とのコミュニケーションでしょう。以下紹介記事ですが、フラスコというコミュニティを企画している安田さんという方が独立する際に奥様に3回プレゼンをしたという話が出ています。この方はシニア起業ではなく、有名国立大学を卒業して大手生命保険会社の本社勤務というエリートコースを歩んでいた中での起業なのである意味奥様のハードルはもっと高かったと思います。以下紹介するように「誠心誠意説明をするのが担当者(夫)の仕事、意思決定をするのは相手だ」(引用、川井補足)といった気持ちでプレゼンを行ったのが素晴らしいと思います。もしシニア起業お考えの方、是非事前にチャレンジしてください。

コンテンツ紹介、妻へのプレゼン(10万字の長すぎる自己紹介43/50)

 

少し余談ですが、このフラスコ主催の安田さんがクラウドファンディングしています。もし共感された方はご協力してあげてくださいね。

https://www.fra-sco.co.jp/event/318

 

シニア消費のためにどうすればよいのか?

2017.11.15

senior

昨日の日本経済新聞でシニア消費と言う面白い特集がありました。特に内容は目新しくはないのですが具体的な数字でシニア消費の事が述べられていました。この中で2016年の総務省「家計調査」からの推計で「家賃を含まない家計最終消費約242兆円の内60歳以上のシニア消費は約117兆円と48%以上を占める(第一生命経済研究所)」という数字はついにここまで来たかということを実感しました。総務省の人口統計で60歳以上の総人口構成比は約34%ですからこの層の消費が旺盛であることが分かります。面白いのがこのシニアが消費することにより高級化している分野があるということです。キーワードは孫、健康、習い事だそうです。例えばランドセルは祖父母が孫にプレゼントするものという傾向が高くなり、売れ筋が2006年の3万弱(ちょうど私が自分の子供に買ってあげた頃)から2016年度は5~7万になったそうです。ただよく考えてみると私の子供が小学生になった際、入学祝を私の両親(子供からすれば祖父母)からもらった覚えはありますがやたらとモノを買ってもらった覚えはありません。私の両親は戦前派であり一方今の祖父母層はいわゆる戦後派から団塊の世代ですからこの辺りの感覚ずいぶん違うのではないかと思います。おそらく私の両親の世代はやたらと子供にモノを買い与えるのは好ましくないといった考えの方が多かったのではないでしょうか?そして一方戦後派から団塊の世代になるとそのような抵抗は薄れつつあるのではないでしょうか。そして、団塊の世代の後はいわゆるバブル世代ですからそれだけ考えるとシニア消費は益々旺盛になってくると考えられるかもしれません。

しかし一方で十分な貯蓄や年金を含むシニアのになってからの収入が支出を大きく下回るような状況では当然消費は出来ません。団塊の世代の方々は年金や高度成長期の蓄積の恩恵は受けている方々は多いですが、バブル世代当たりから怪しくなってきて、その下のロストジェネレーション世代に至ってはかなり悲観的に思えます。したがって私は今後シニア消費がこのままどんどん伸びていくといった見方にはやや否定的です。一方で我々バブル世代以降はシニアといっても健康で元気な方々多いですからやはり働き続ける方向になるのではないでしょうか?しかし、企業勤務だ55歳で役職定年で収入が半分以下になった、60歳以降は3分の1以下になったという話を聞きます。確かに中にはのんべんだらりとサラリーマン生活を過ごして本当にその程度の市場価値しかない方もいるかもしれませんが、おそらく大部分は場所や環境によってまだまだ能力を発揮できる方が多いのではないかと思われます。転職や起業などそういったシニアの方々を活かせ機会を社会として創っていかねばならないと思います。

私も「働き方」の出版や「シニア起業支援」などで貢献していければと思います。

メルマガ開始しました。ブログでは公開できない少しつ込んだ話があります。

https://www.reservestock.jp/subscribe/69517

 

 

 

頑張れシニア起業家!

2017.06.05

シニア起業家

今朝の日本経済新聞で起業を選択するシニアが増えてきたという記事が載っていました。日本のシニア起業家は63万人、シニア人口(55~64歳)に占める割合は4%で10年前より2%高くなったと伝えています。まだまだ先進国平均の4.6%よりは低いですが少しずつ追いついているということでしょうか。解説では定年による再雇用は存在するものの第一線を外れた感は強く、また将来の年金の不安というものも拍車をかけているとしています。前者については以前から定年はあったことを考えればシニア起業が「増えた」原因の説明にはなっていませんが、そもそも「なぜシニア起業をするのか」という説明としてはよく理解できます。私もシニア予備軍といった年齢ですが、昔の同級生などと会うと過半数は出向などで一線を外れ、サラリーマン生活に物足りなさを感じている方は少なくありません。「お前は公認会計士や税理士の資格があるからいいよな」と言われますが、「資格で食える」時代は終わり、別に起業するのに特別な資格が必要なわけではありません。みなさん、「俺に特にスキルなんかはないよ」とよく言い、確かに転職市場などで派手にアピールできるほどの専門性やスキルはないのかもしれません。しかし、私などが全く知らないような業界のノウハウや本人が意識していない社内外の人脈など皆さん必ずキラリと光るものは持っています。私も独立する際は正直大した取り柄はないと思っていましたが、様々な方に自分の良い点を見出していただき、今日までに至っております。第二の人生でサラリーマン時代築き上げてきたキラリと光るものをぜひ生かしてほしいものだと思います。

さて、一方で起業というと事業に失敗して虎の子の退職金をすべて使い尽くし、熟年離婚、細々と年金暮らしといった暗いイメージは一方あります。当然第二の人生をかけて退職金等を突っ込んで勝負に出るというのも非常に立派で頭が下がるのですが、そのようなことをシニア全員がやる必要はないと思います。ホリエモンさんなどは「副業」などでリスクヘッジなんて発想がセコイと断罪していましたが、若者はともかくシニアにとっては大きく失敗した場合のやり直し期間が短いのでセコイ発想でも構わないと思います。むしろ小資本で始めて「小さく始めて大きく育てる」発想で起業家のすそ野を増やしていくことが今の日本では大切ではないかと思います。

小資本で始めるためにはどうするかということですが、私は3本柱、商品(サービス)の磨きこみ、集客、ビジネスモデルだと思っています。よい商品(サービス)は必要ですし、顧客がいないとモノ(サービス)は売れません。しかし、ビジネスモデルはなぜ必要なのでしょうか?本来事業というのは「継続」しなくてはなりません。いい商品(サービス)、集客してもお金にならなくてはいけませんし、1回限りでは意味がありません。ビジネスモデルはいい商品(サービス)を様々な人間(法人)関係を構築していくことにより安定的、継続的に提供してお金にしていくために仕組みです。「仕組み」がきちんとしていないと、いくらいい商品(サービス)を集客して販売しても長続きしないわけです。この3柱をきっちり押さえれば失敗する確率はかなり低くなると思われます

ビジネスモデルの発想法についてはセミナーなども行っていますのでご興味のある方はお問い合わせまたはセミナーにご参加してみてください。

http://ta-manage.com/form/

http://www.entrelect.co.jp/other/b_model.html